加賀伝統の美が活きる熟練の技を今に伝える

目細八郎兵衛商店について

めぼそ針

由来

成形の難しいとされる絹針の「目穴・目度」を初代の八郎兵衛が試行錯誤して工夫し、糸の通しやすい良質な針を作りあげ、加賀藩主から「めぼそ針」という針の名前を授かりました。

特長

名前の由来となった針の目穴・目度(糸を通す穴)は、基本的に糸が通しやすい長耳をご準備しております。また、昔ながらの職人技で製造しているめぼそ針は特に針先にこだわっており、通常先端を削ると鉛筆を削ったように削り初めの位置に角ができ布に抵抗がかかります。緩やかな傾斜をつけて研磨することで布通りの良い針になります。さらに最終工程では針にあえて縦の傷を入れることで布との接地面を少なくし、抵抗を少なくすることでさらに布通りが良い針になります。針の硬さを左右する焼き入れは強すぎると折れやすく、弱いと曲がってしまいます。使い易いしなりを針に持たせるため、焼入れには拘っています。

現代に伝えていく縫い針のカタチ

明治期にミシンが登場してから縫い針の需要は大きく減少しましたが、わたし達はこれまでの日本の女性像と現代のデザインで昇華させた「縫い針のカタチ」をご提案しています。梅鉢紋をイメージした針山や小さなハサミ等をセットにしています。もっとたくさんの女性達に縫い針のある可愛い生活をご提案したいと思っています。

たくさんの方々に愛用されています

めぼそ針は金沢の加賀繍を始めとする伝統工芸や地元産業にも愛用されてきました。
今ではこの縫い針自身が「めぼそ針」というひとつの信頼あるブランドとなり、たくさんの方々に愛され続けています。

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